超・今月観た映画(2024年1月)

先月観た映画

 

 

観た映画

『サイコ・ゴアマン』
『マリグナント 凶暴な悪夢』
『哭悲 The Sadness』
『アビス』
グランド・ブダペスト・ホテル
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』
『私はゴースト』
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』
ゴジラ-1.0/C』☆
傷物語 <II 熱血篇>』
傷物語 <III 冷血篇>』
傷物語 -こよみヴァンプ-』☆
ねこぢる草』(OVA
ぼのぼの
ゴールデンカムイ』☆
ガンパウダー・ミルクシェイク』
『355』
さらば、わが愛/覇王別姫
『哀れなるものたち』☆
『スピード』
スピード2
『オオカミ狩り』

新作4本☆、旧作18本(うち1本OVA)でした。
『サイコ・ゴアマン』、『マリグナント 凶暴な悪夢』、『哭悲 The Sadness』、『グランド・ブダペスト・ホテル』、『さらば、わが愛/覇王別姫』はずっと観たかった映画で、満足度が高かったです。
『私はゴースト』と『A GHOST STORY』、『ガンパウダー・ミルクシェイク』と『355』はなんとなく似てるイメージがあったけど、実際に観てみるとわりと好き嫌いがはっきり分かれて面白かったです。


再鑑賞した映画

傷物語 <I 鉄血篇>』


観たかった映画

『失われた夜に』
『みなに幸あれ』
『シャクラ』
『プッシーケーキ』
『バーチャリィヒーローズ』


見たドラマ

『マイティジャック』第1話「パリに消えた男」
怪奇大作戦』と同じく、TSUBURAYA IMAGINATIONのプレミアムプラン限定だったものがU-NEXTで見られるようになったので見てみた。
全体的にスローテンポで一つのカットが長く、会話も甘い。「悪の組織」的な敵は荒唐無稽なのにスパイ映画のような戦い方で地に足ついていて、リアリティラインが見えない。特撮パートはいいんだけど、ドラマのスケールが小さいせいで浮いている。大人向けを志向したらしいけど、う~ん。キャラ・悪の組織・スパイ要素・特撮の全てが噛み合ってなかった。1時間番組なのも足を引っ張っている。
怪奇大作戦』も出し惜しみするほどの面白さではなかったし(必見級のエピソードがいくつもあり傑作だし満足したが)、『マイティジャック』もレアなだけで別に面白いとかではないのかな……と思い、視聴を断念。


読んだ漫画

『模型の町』
「町」や「生活」がテーマということもあり、“夢っぽさ”よりも“観察”をより感じられた。エッセイ「広報誌の世界」で語られたことが解像度を高めてくれた。どれも地味なんだけど、その地味さがより“観察”を感じさせる。

『商店街のあゆみ』
「家を作る」と「構造」がモチーフ。「スーパーハウス」と「奇跡」は読んだことのない感じ。ミステリ調の「うるう町」、ほとんどエッセイ漫画なのになかなか異様な「正しいおにぎりの開け方」、正しさに煙に巻かれる夢のような「ビルディング」がよかった。定番化した長編枠はなく、前巻から引き続き「ここはどこでしょうの旅」が収録。これが個人的に面白くないし、(一話完結とはいえナンバリングで)続きものなので、「この単行本だけ読んでも楽しめる」みたいな薦め方ができないのもかなり嫌。完結してないものやシリーズ映画が嫌いというのも大きいと思う。


日記

ペットを殺す一族で新しく飼われたペット

正月の集まりで、小学一年生の頃から飼っていた猫にワクチンを打っていなかったことを、母親が喋っていた。その猫は10歳で死んだ。外で喧嘩をしてきて、猫エイズにかかって死んだ。ワクチンを打っていれば死ぬことがなかったということを、初めて知ってしまった。今まで飼ったペットの中で、この猫のことが一番好きだった。ずっと一緒にいてくれた。それを親に殺されたんだ。
その前に飼っていた犬は外飼いだった。ある日、散歩から帰って撫でていると、首元に何か黒いものがあるのを見つけた。それを親に何度言っても無視して、日に日に衰弱していった。ダニか何かだったと思うが、それのせいで死んだ。犬小屋で、一人寂しく死んでいった。家の中にいれてやりたいと、未就学児の頃の私は思っていた。犬小屋に放置して団欒から外される寂しさを考えると悲しくて、今でも犬がトラウマになっている。
私が大きくなってからだったと思う……父の実家でビーグルを飼っていたが、10年ほどで死んだ。次に飼ったのは小型犬だった。叔父が飼っていて飼育放棄していたものを譲り受けたのだったか、とにかく散歩をほとんどしたことがない犬だった。すぐに死んだ。死ぬ前日に、1時間か2時間、信じられないほどの距離を散歩させたらしい。疲労で死んだのだろう、殺されたのだろう、と思った。
私が子供の頃、伯父が自殺した。自殺する者の考えは分からないし、狂った精神状態にはそれが救いになったんだろうとも思う。しかし、残された者は遺志に関係なく被害者になれる、ということを知った。
こんな人間畜生どもに囲まれてまだ生きている、それだけで偉いな、と自己肯定感が上がりました。

絶望の再確認


最寄りの書店でユリイカを注文した。土曜日に注文して、問屋に在庫がないので火曜に出版社に確認する(月曜日は祝日)、と言われた。なければその時点で電話を頼んでいたが、木曜日になって「品切れで重版中なので二週間は待つ」と電話がかかってきた。出版社への電話なんて17時までに掛ければ一瞬で終わるし在庫の有無が分からないわけがないので……そういったことを怒る気力もなく、キャンセルしてヨドバシの通販で購入した。
その前に、一日かけて隣の市でユリイカを探して、取り扱いがないことを確認していた。田舎の文化レベルが低いのは分かっていたが、「ユリイカがない」なんて状態を考えたことすらなかったので、視界が真っ暗になった。この数年で、もう何軒も書店が潰れている。よく考えると、こんなゴミみたいな土地の本屋なんか買い支える意味もなかった。
働いていた頃、同じことが何度もあった。田舎にはどんな本も売っていない。メジャー中のメジャーしか置いてなくて、文化的な多様性は存在しない。貴重な休日を使った結果、何も持たずに帰ることもあった。休日を無駄にして本の一冊でも買えてればいいが、「田舎には何もない」を確認するためだけに車を数時間運転し、時間を無駄にし、体力を浪費する。いつになったら抜け出せるんだろう、と思っていた。今も、どうせ働いてもここに戻るだけで、都会に戻るにはもう一段地獄を乗り越える必要があるんだと思うと、再就職できないままでいる。早く死にたいとしか思えない。

 

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