2025年5月 映画ひとこと感想

観た映画
☆=魂の映画 ◎=必見 ○=面白い ●=普通 △=つまらない ×=ゴミ
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
× 「兵器の格好よさ」と「反戦」という矛盾はなく、自決・特攻賛美ととれる描写がされる。アニメーションは綺麗だし、一人また一人と死んでいくのはインスタントに感動的。ただ面白いだけ。
『サンダーボルツ*』☆
◎ GotGみたいな感じではなく、「ヒーローではない俺ら」が活躍するというある種映画の王道。とにかくキャラがいいし、敵の攻撃の絶望感もいい、CGがリテイクがなかったのか「普通の映画」くらいのクオリティなのも嬉しい。今後のMCUに希望が持てる一作だった。
『教皇選挙』☆
◎ 「誰が次の教皇になるか」というミステリとして楽しめた。誰が教皇になってもおかしくない盤面で、意外な結末を迎えるとともに、それに納得もできる。拡大上映でよくやく観たんだけど、現代で人気になる理由が分かった。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』☆
◎ 後期M:Iシリーズ的な「トム・クルーズが危険なアクションをするだけ」路線かと思いきや、意外にストーリー重視。生成AI問題をダイレクトに扱い、コロナ禍からずっと「映画館で映画を観るのは特別な体験だ」と語っていたトムが「俺の生身のアクションを見ろ」と言ってきて、すごく救われた。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
◯ 一軒家を舞台にしたほぼ密室劇。ゾンビ映画の始祖でありながら、立て篭もるべきか動くべきかの選択、人間同士の対立、すでにに噛まれていた人物、ゾンビ化した親しい人間と、基礎はこの時点で出来上がっている。
『ゾンビ 米国劇場公開版』
◯ 前作はゾンビというシチュエーションで極限状態の人間を描いたが、本作ではゾンビとのアクションがメイン。ショッピングセンターを舞台にするのも面白い。破滅した世界で、ラストは希望を感じさせる。
『死霊のえじき』
◯ 暴力が支配する閉鎖空間を描く。来る決壊のために軍人にヘイトを溜めさせるので、ゾンビが暴れるだけで楽しい。ラストは希望こそあるものの、閉じてしまうことに悲しさがある。
『岸辺露伴は動かない 懺悔室』☆
● 原作の短編をそのまま再現しつつ、その続編をオリジナルで描く。後付けなので前半と後半で建て付けが悪い。不条理ホラーをやりたいのは分かるがそのせいで勝利条件が見えてこないし、露伴が動いているのに成功したのか失敗したのか、介入すべきだったかも分からない。しかし、一作目のように糞みたいな演技をする素人の不快なパートがなかったので、それだけでよかった。
『ロボット・ドリームズ』
◯ 台詞なしの手描きアニメ。80年代の情景とサンプリングが楽しい。主人公の犬とロボットにはいくつかのメタファーがあるんだけど、その一つが前面に押し出されず不意打ちでやられてしまったので、少し戸惑った。が、それ以外のモチーフは興味があって面白いし、それについても不意打ちを除けば理解はできる。
『劇場版 ポールプリンセス!!』
● webアニメ『ポールプリンセス!!』の続編で、web版と異なり手描き。女児アニメ映画なのにweb版を前提としているので不親切だし、それでいてweb版の内容を取り入れることでシナリオを圧縮することもない。web版では脚本がソリッドだったが、本作はテンポが悪い。60分尺なのに前半にダンスシーンがないのもそれに拍車をかける。後半はほぼぶっ続けでダンスシーンのみで構成されている。それによりドライブ感が生まれているし、ポールダンスというモチーフで見たことのない絵面が出てくるので楽しい。
新作4本☆、旧作6本。
「トリニティ・メタトロニオス」に時間を割いて映画はあまり観られませんでした。
観たかった映画
『ノスフェラトゥ』
リバイバル上映
『Lie Lie Lie』
『導火線 FLASH POINT』
見たドラマ
『岸辺露伴は動かない』第九話「密漁海岸」
「イタリア料理を食べに行こう」を合わせてドラマ化。シリーズ通してアナログ特撮をやってくれているのが嬉しい。脚本は甘めなところがあるものの、文献を露伴が見つけたり、改変が面白さに寄与している。
恋人を出して喋らせるのは下品。第八話同様に映画版へのフックを作っているのも嫌。
見たアニメ
『ポールプリンセス!!』
単発アニメでしかできないキャラデザに妙に生っぽい演技をするCG、女児アニメの原液みたいな脚本、それらが1話数分の短編ですごい勢いで迫ってくる。ライブシーンも前述のごとく面白い。劇場版よりもこっちの方が変だし、満足感がある。
読んだ漫画
『岸辺露伴は動かない』エピソード#12「ブルスケッタ」
エピソード#07「月曜日 天気-雨」みたいな感じ。意外性はないというか、「よくあるスタンドなし露伴もの」。
「ドリッピング画法」に引き続きサブタイトルが内容と無関係なのは残念。ナンバリングもずっと連続したものになってるし、9部の設定を使うなら16以降の数字にしてもよかったのでは。
ソーシャルゲーム
『Fate/Grand Order』奏章IV「トリニティ・メタトロニオス」
核となる部分は最高に面白い。ルーラー章としては勿論、シールダー部分がより面白い。法廷が舞台なのは不安だったが、ちゃんと面白くなっている。タイトル回収も煽った期待に負けずに応えられている。エピローグも感謝しかない。ようやく希望が見えてきて、完結への期待が高まる、結びにふさわしい章だった。
しかし間を埋める部分がワイバーンの連続で、1部1~4章レベル。地獄巡りは軽いし、擬似サーヴァントまで出てきて季節イベントくらいのノリ。困ったら和モチーフで、自分の引き出しだけで話を作ってしまう。キャラに合ってない映画ネタをねじ込んだり、関西弁を使えば面白くなると思っているのもただただ不快。「サマーアドベンチャー」辺りのつまらなさが、ここに監修を入れなかった東出の原液だったんだなと悲しくなった。
日記
花枯れて草生える
今年も花の苗を植えたのですが、すごい勢いで枯れていきました。いまだに花の元気がなくなったときにどうすればいいのか分からなくて、悲しいです。
ゲロまみれ
私が原因で1回、家族が原因で1回、猫がゲロを吐いてしまいました。どちらも私の部屋でやって、不調だったのでけっこう響きました。
換毛期なので定期的にトリミングすべきなんですが、鬱病の人間が一週間とかの単位で同じ日に同じことをするのって無理なので詰んでます。猫のことならまだ頑張れるけど、自分のことだと健常者が一週間周期でやることを二ヶ月でようやくやれたり、毎日やるようなことを二週間に一度やってたりします。
燃尻
座りすぎで脚が痛くなり、一週間くらい耐えられないほど痛かったです。引きこもりでも適度に立ったり歩いたりした方がいいです。